プリザーブドフラワーの取り扱いについて

皆さんこんにちわ

温カフェ店長のすけまるです
今回はプリザーブドフラワーの取り扱いについて解説します(´・ω・`)

まずプリザーブドフラワーとは、何か?についてはこちらの記事でご紹介しておりますので、ご存じない方は先に見ていただければと思います。

プリザーブドの取り扱いとは?

最近だいぶ知名度があがってきたプリですが、買ったはいいがその後の取り扱いが分からん(´;ω;`)といった問い合わせも多くなってきました。

具体的には…
・バ…バラの花が散ってしまった…

・濃い目のピンクがライトピンクに

・グリーン(葉物)のプリが白くなってる!

・めっちゃホコリ被ってるやん…

・バラの周りのアジサイが色変わってるー などなど

トラブルは様々ですが、大きく分けると以下の3つになります

①接触による劣化

②色飛び

③色移り

では一つ一つ対処法を解説していきます

まず①の対処法としては

あまり触らない!
振動がない場所に置く!

なんて当たり前のことを…と突っ込まれそうですが笑

結構みなさん触ってしまいがちです。これは自分だけでなくて、例えば来客の方が「えっこれって本物?」と言って触っちゃいます。(お店でもよくあります(T_T))

プリは造花と違って生のお花=植物です。何度も触るとどんどん劣化します。
枯れることはないですが、花びらが散ってしまうので不必要なタッチは禁止です!振動もあまりよくないです(´・ω・`)
またホコリが溜まることもありますが、プリは天然の素材なので静電気による吸着はほぼ起こりません。無理に取ろうとせず、柔らかい羽箒を使って掃除したり、お店ではブロアーを使ってホコリを飛ばしています。汚れが酷い場合は綿棒で優しく拭きとって下さいねー

次に②の対処法として

光にあまり当てない!
水は完全NG

ここに関しては、生のお花と完全に真逆なので特に気をつけて下さい。生花と違ってプリは加工段階で着色されています。この着色剤には、様々な種類があり、全てを把握してはいませんが、ものによっては色飛び、色移りします。

色飛びの主な原因は光による脱色、あと湿度による色浮き→これは色移りの原因にもなります。また水分が含まれた状態で長時間放置するとカビの発生にも繋がります。「光に当てたらあかんなら飾れないやん!」といった声が聞こえてきそうなので、それについては後で解説します

※一口メモ
一般的に赤は脱色しやすい色とされていますが、長年の経験上、色飛びを感じやすいのは青や紫です。小難しい話でいうと色素そのものの結合が紫外線などに弱いか強いかっていうことなんですが、赤は少しあせても赤ですよね。ただ青や紫は少し薄くなると水色、薄紫って感じてしまいます。逆にオレンジなんかはほとんど変わらない気がします。ご参考までに-

で③の対処法

色がうつる素材の近くに置かない!
お花の入れ替えをする!

仏花プリの注意書きに、仏壇に触れないように置いて下さい。とあるように常にどこかに触れるような位置には置かない方が無難です。今の段階で材質にどのように色移りするかまだ完全に分かっている訳ではないので…。お花の入れ替えはご自宅で行うのは難しいと思います。もし購入されたお店が近くにあるならそこでご相談されてみては如何でしょうか?

ちなみに当店ではお買い上げ頂いた商品に限らず、修復も承っていますのでお気軽にご相談下さい!!(プチ宣伝)

プリザーブドを劣化させない方法は?

残念ながらありません。。。

先ほどの光にあてないという点ですが、お花である以上多少の劣化は仕方ありません。
ですが、シーズンで入れ替えて、オフシーズンにはきちんと保管しておく。この2点をして頂ければ長持ちします。保管方法は光を遮るような箱に乾燥剤(あれば防虫剤)と一緒に入れておくのがベストです♪

さらに余談ですが、「プラスチックや、ガラスのケースに入れる方が長持ちするの?」と質問を受けることがあります。結論から言うと、なんとなく持ちは良くなってるかな?という程度で、入れないものとの差は体感としてあまり感じられません。ケースに入れることにより、「外部からの刺激を受けない」「ホコリ等が直接たまらない」などの効果はありますが、「ケースにホコリが溜まる」「費用がかかる」「置く場所に困る」「そもそも可愛くない」と、デメリットを挙げるとキリがありません。それでも、ケース入りが良いと思う方は、ガラスケースを使用し、かつそのケースを作品の一部として制作されているものをオススメします。今ならハーバリウムもいいですね。

とまあ3つの問題について解説してきましたが、プリが長く持つとはいえ経年劣化は免れません。ですが、それをただの劣化と取るか、色味や雰囲気が変わった、アンティーク調に仕上がったと捉えるかはその人次第だと思います。本来すぐに枯れてしまうお花が、長い間きれいで楽しめるものになった現在の技術、これだけで十分すげーなーと思うのは僕だけでしょうか?(*´∀`*)

おしまい♪

コメント

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